『SHOGUN 将軍』世界が大熱狂!大どんでん返しの後半戦 見どころを徹底解説
ディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)の「スター」で今年2月27日から独占配信されている真田広之主演の戦国スペクタクルドラマ『SHOGUN 将軍』。
初回2話が配信6日間で再生回数900万回を突破しディズニープラス歴代1位の快挙、さらに批評サイトRotten Tomatoesでは100%の高評価も獲得。世界で「SHOGUN」旋風を巻き起こしています。
すでに全10話中5話までが配信され、ここから一気に大どんでん返しのクライマックスへ。
そこで、この記事では2024年世界で話題の戦国ドラマ『SHOGUN 将軍』の魅力、そして全話を鑑賞した筆者がドラマ後半戦の見どころを徹底解説していきます。
『SHOGUN 将軍』とは
ジェームス・クラベルの小説「SHOGUN」を基に、『トップガン マーヴェリック』の原案を手掛けたジャスティン・マークスが製作総指揮を務めた戦国スペクタクルドラマ。
1600年代の日本。徳川家康ら歴史上の人物にインスパイアされた登場人物が、天下分け目の「関ケ原の戦い」前夜に“将軍”の座をめぐり熾烈な戦いを繰り広げていきます。
主演&プロデューサーに真田広之、さらにアンナ・サワイ、浅野忠信、平岳大、二階堂ふみ、西岡德馬ら豪華キャストが集結。イギリス人航海士のジョン・ブラックソーンにコズモ・ジャーヴィスを起用。
毎週火曜日に1話ずつ更新され、最終回10話は4月23日配信予定です。
全世界900万回再生の快挙!ハリウッドが描いた唯一無二の戦国ドラマ
これまでハリウッドが描く日本を思い返すと、英語で会話をし日本人も出演していないことがほとんどでした。
しかし『SHOGUN 将軍』はこれまでの作品とは一線を画し、違和感のある日本は登場しません。
ここまで忠実に日本を表現できたのは、真田広之がプロデューサーも務めたからこそ。『SHOGUN 将軍』のオファーが来たときに、日本人役は日本の俳優をキャスティングするならと条件を出し、さらに時代劇のベテランスタッフを日本から招きます。
真田は米ハリウッドリポーターに「自分の撮影がない日も毎日現場に行き、小道具からキャストの立ち位置、所作、衣装のチェックをした」と語り、細部まで本物を追求。帯の結び方や着物の衿の位置も完ぺきにこだわり抜いたと言います。
その徹底ぶりはサウンドにまでおよび、「落葉の方(二階堂ふみ)の足音のペースが階級の高いお姫様にふさわしくない」と足音も修正。
細部まで本物であるからこそ、日本人視聴者でもドラマに熱中しアメリカのドラマであることを忘れてしまうほどのクオリティに仕上がりました。
だからといってハリウッドのスケールを感じないわけではありません。
虎永、按針らが大阪から網代に向かう航海シーンは、パイレーツ・オブ・カリビアンを彷彿とさせるディズニーアトラクションのようなゴージャスなスケールを実現。
船や城は本物のサイズで製作され、さらに漁村や港もまるごと作られたそうです。
ハリウッドのスケール感と日本の繊細な伝統が調和し、『SHOGUN 将軍』でしか味わえない本格的でリアルな時代劇が誕生しました。
Rotten Tomatoesでは驚異の100%を獲得
初回2話が配信されると、アメリカの批評サイトRotten Tomatoesでは100%の最高評価を獲得。
3月19日現在でも99%を維持し続けています。
「これまで観てきた中で最高のドラマ」
「日本版『ゲーム・オブ・スローンズ』のようでとっても楽しい!」
「一瞬たりとも目が離せない」
「真田広之のSHOGUNを世界が待ち望んでいた!」など世界から熱狂する声が届いています。
「次に何が起こるかドキドキする」「ラストが待ちきれない!」と早くも後半を待ち望む声も。
【※ここから5話までのネタバレが含まれます】
5話までのあらすじ
虎永は大老を辞することを決意。一方、虎永の息子・長門(倉悠貴)は根原丞善を殺害し石堂和成(平岳大)に戦の大義名分を与えてしまう。
そこへ亡くなったはずの戸田広勝(阿部進之介)が大阪から網代に帰還。按針、藤さま(穂志もえか)、鞠子(アンナ・サワイ)とともに同じ屋敷で暮らすことになる。
そんな中、網代に大きな地震が起こり虎永が土砂に流されてしまう。虎永の安否はいかに!
ここからは6話以降(6話は3月26日配信予定)の見どころを徹底解説。どんでん返しのラストへと一気に加速します。
戦国時代の日本へタイムトラベル
日本に漂流したイギリス人按針(コズモ・ジャーヴィス)の視点で、戦国時代の日本人の暮らしを堪能できるも見どころの一つ。
当時から納豆を食べていたり、網代には絶景温泉がたくさんあったり、日々の暮らしを垣間見ることができます。
按針はお世話になったお返しに、鞠子らにイギリス式ウサギのシチューを自ら調理。お互いの文化を紹介し合います。
交流は人生観にまでおよびました。家族の業を背負い「使命は受け継がれ、なすすべがない」という価値観を持つ鞠子(アンナ・サワイ)に、按針は「自分の人生は自分のもの」と自身の人生観を伝えます。
按針の通詞(通訳)である鞠子。多くの時間を共有する2人は、この先お互いの価値観にどんな影響を与えあうのでしょうか。
一気に加速していく裏切りと陰謀
「人を操り獲物目がけて飛ばす術を身につけよ」と息子に説く吉井虎永(真田広之)は戦国一の策略家。
作品も後半では、そんな虎永と覇権争いをする最大のライバル・石堂和成(平岳大)との頭脳戦がさらに激化していきます。
次々に繰り出される石堂の陰謀に、戦国一の武将・虎永がさらなる窮地に。
この頭脳戦の結末にもぜひ注目いただきたいです。
作品内で数々の忠義を尽くす武将たちが登場する中、異彩を放っているのが虎永の側近・樫木藪重(浅野忠信)。
野心家であり、信じるものは自分の欲のみ。裏切りに裏切りを重ねクセモノ揃いの武将たちを混乱させていきます。
しかし虎永の洞察力は一歩も二歩も上手で、心の内を全て見透かされてしまいます。
はたして欲望のまま生きることが樫木の処世術となるか、その答えは驚愕のラストで明らかに!
さらに後半戦では新たな策士が登場。ますますドラマが複雑に絡み合っていきます。
戦国時代の女性たちの生き様に胸が熱くなる
主君殺しの娘として十字架を背負って生きる戸田鞠子(アンナ・サワイ)。
苦難を子が引継ぎくこと、それが宿命だと粛々と受け入れます。芯があり凛とした鞠子ですが、その強さの秘訣は心にありました。
「耳でなく心で聞く修行をなさいませ。心で聞いていると現実が消え去る」と、いつでも避難できる安全な場所を心の中に築いているのです。
いつ命を落としてもおかしくない戦国時代に、業を背負いながら心は平穏に保つたくましさに胸を打たれます。
太閤の世継ぎを産んだ唯一の側室・落葉の方(二階堂ふみ)もまた悲しい過去を背負っていました。
過酷な時代に世継ぎを産み自身の居場所をしっかり作っていく落葉の方。「宿命を超えてみせる」とそんな気概を感じます。
強さを秘める女同士の戦いも見どころ!後半では鞠子と落葉の方の過去が徐々に明らかになっていきます。
宿命に縛られて生きるのか、宿命を超えていくのか。過酷な時代に生きる女性たちから目が離せません。
虎永の野望はついに大どんでん返しのクライマックスへ!
戦国一の武将であり策略家の吉井虎永(真田広之)の存在感は圧巻。スクリーンが登場するとシーンが引き締まり、見る人に絶大な信頼を与えます。
武力を誇示するだけでなく、誰もが尊敬するサムライスピリットと圧倒的なリーダーシップを持つ虎永。「こんなヒーローを待ってました!」と誰もが思うに違いありません。
虎永、按針、鞠子、落葉の方らそれぞれの選択が、天下分け目の関ケ原の戦いにどのように影響していくのか。
ここからがサムライ魂の真骨頂、涙なしでは見られない数々のドラマが怒涛の展開を繰り広げていきます!
世界が大熱狂する戦国スペクタクル『SHOGUN 将軍』。大どんでん返しの後半戦はもう間もなく開幕です。
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